FP・ギョーショ・建設業経理士 受験日誌

FP・行政書士・建設業経理士 受験日誌

ファイナンシャルプランナー・行政書士・建設業経理士の資格試験に関するブログです。

Fiat500(チンクエチェント)のデュアロジックについて

ご無沙汰しております。

気が付いたら2年間更新しておりませんでした。久々の記事なのですが、今日はたまたま借りる事の出来たFiat500(チンクエチェント)のデュアロジック(変速機です)についての『お作法』を備忘録として記録しておきます。

 

また、最近Fiat500の中古車が手に入れやすくなっており、中古車屋さんから購入する方もいると思いますが、普通のAT車だと思って運転すると焦ること間違いないと思います。

そんな方のお役に立つこともあるかと思いますので、画像多めで記録していきます。

 

 

デュアロジックって何?

 

デュアロジックとはFiat500のAT車と言われている車両に搭載されている変速機のことです。

この変速機は他のAT車の変速機(トルコンとかCVTとかDCTなど)とは異なり、『2ペダルマニュアル』と言われるようにMT車に近い変速機です。

まず最初はCVTから乗り換えると変速ショックにビビるらしいです(実話です)。個人的な感想を言えば、『クラッチ合わせはもう少し丁寧にしてくれないかな』と言いたい変速ショックです。

もう一つはクリープ現象AT車でアイドリング時(例えば信号待ち)にギアがPやN以外にあるときにブレーキを話すとゆっくり動き出すあれです、が無いという事。なので、デュアロジック車の場合でシフトレバーが画像のようになっている(Dモードの時)にブレーキを踏んでなくても車は動きません。MT車でいうと、アイドリング時にギアが1速にあるけどエンストしない状態(すごい大雑把だと思いますがイメージとしてはそんな感じ)です。

 

 『お作法 その1』 発進するには

 何処かへ行こうとFiat500にのってブレーキを踏んでセルを回しエンジンをかけました。その時のメーターパネルの示すギアの状態は N です。なお、ブレーキを踏まないでセルを回してもエンジンはかかりません。

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今、シフトレバーはこの位置(なぜこの位置なのかは後程)です。

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このままだとしばらくして警告音(ピコン、ピコンってやつです)が鳴るので。ブレーキを踏んだままシフトレバーを右上の N へ移動させます。

で、元へ戻します。

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そうすると、メーターパネルの N が 1 になりますので、アクセルを踏んで発進できます。

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めんどくさい車だな、って思ったでしょ。でも、このお作法があるとAT車で見られる前進と後退のシフトミスは少なくなると思いませんか?後退の位置(Nの下のRです)へシフトレバーを動かそうとするときは N から真下へ動かす。前進する時は、下げながら左へ動かす。意識しないとシフトチェンジできなくなっていると感じたのは私だけ?

 『お作法 その2』 ギアが自動で変わらない時は

 シフトレバーを N から 1 へ動かして発進した後、ギアがずっと1のままで自動でギアチェンジしてくれない場合があります。ビックリしますよね、でも故障ではありません(たぶん)。原因は2つ。

一つはアクセルの踏み込み方の問題です。

踏み込みが少ないと当然ですが、ずっと1速のままでチェンジしません。また、踏み込み量が多いときもギアがなかなか変わりません。これはデュアロジックが『踏み込み量が多いという事は、スピードを出したいのだ』と判断して、ある程度の速度になるまで(いつもより回転数があがるまで)変速しないからです。そのような場合の解決策は、 もう少しアクセルを踏む 若しくは もう少し優しくアクセルを踏む です。デュアロジックに自分の気持ちを伝える手段としてアクセルの踏み方があるので、意識してアクセルワークをやってみてください。

 

もう一つの原因は、シフトレバーを N から 1 へ動かしたときに勢い余って一番左へ行ってしまったときに起こります。変速の方法がオートモードからマニュアルモードになったのです。この場合、シフトレバーは一番左へ行った後すぐに真中へ戻るのでシフトレバーの位置を見てもわかりません。次の2つの画像を見てみるとわかります。

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ギアの位置を示す数字の下に『AUTO』と表示されていればギアは自動的にシフトしますが、右の画像のように何も表示されていない時はマニュアルモード(また、マニュアルモードになるとECOモードも解除されます)になっているので、シフトレバーを上下に動かさなければギアは変わりません。そんな場合は、シフトレバーを左へ動かして手を離すと、元の位置に戻り『AUTOモード』になりますので慌てず操作しましょう。

なお、AUTOモードの場合でもシフトレバーを上下に動かせばギアチェンジします。

 『お作法 その3』 ECOとかCityとかアイドリングストップとか

 あと、お約束のエコモードなどの切り替えスイッチについて。なおこの車は1.2Popなのですが、TwinAir PopとかTwinAir  Loungeは違う場合がありますのでご了承願います。

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まず青で囲った E のボタンか ECOモードの切り替えスイッチです。通常モードに比べて出力やトルクが抑えられますが、燃費が良くなると言われています。ECOモードにしても(したら)燃費が良くならない(悪くなる)人がたまにいます。15年前の私です。15年前の私に言って聞かせたい。『アクセル踏み込みすぎ』。アクセル踏んでブンブンいきたい人はECOモードにしていると燃費が悪くなります。なので、ECOモードをやめるか、アクセルの踏み込みを優しくするのがいいですね。

Fiat500での違いは、ECOモードだと大体1500~2000回転くらいでシフトチェンジします。通常モードだと2500~3000(2速から3速へは3500位)回転でチェンジします。まあ、市街地走行ならECOモードで十分だと感じました。

 

次の赤で囲ったボタンはCityモードへの切り替えスイッチです。Cityモードというのはパワステが軽くなるスイッチなのですが、要らんと思います(個人の感想です)。

 

で黒で囲ったパネルのスイッチはアイドリングストップです。私は嫌いなので、OFFにしています。

ECOとCityはONの場合、メーターパネルに表示されます。アイドリングストップがONの場合は何も表示されません(アイドリングストップのときにはメーターパネルの左下にSマークが表示されます)が、OFFにすると左下にSを消したマークが表示されます。

 『お作法 その4』 デュアロジックってどうよ

 一言で言って、好きです。ギアチェンジの下手くそ感や右折時の曲がってる途中のギアチェンジとかも含めて、車を動かしてる感覚が何とも言えず好きです。今の車の次はTwinAirのデュアロジックかもしれません。Fiat500のTwinAirのエンジンのポンコツ感(あくまで感であって、ポンコツではありません)は大好きです。

 

このFiat500だけでなくどんな車でもそうなのですが、車を運転する時は車との共同作業になる訳ですから、常に愛情をもって運転操作をするのが大切だと思います。

 

あくまで個人の備忘録ですので、参考にされるのは構いませんが、試される場合には安全などに十分気を付けて個人の責任でお願いいたします。

 

以上、個人の備忘録であります。

第25回建設業経理士検定試験 2級をやりました-その5

こんにちはsk(エスケー)です。

3月10日に実施された第25回建設業経理士検定試験の2級の問題、今回は第5問精算表の残りをやります。

 

 

 第5問-2

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順番に見ていきますが、(5)以降を解いていく順番は(私の場合ですが)

まず(6)、(7)、(9)の仕訳をします。その後(5)、(10)、(8)を仕訳して最後に(11)の計算をします。というのは、(5)、(10)、(8)、(11)の計算の元になる数値がほかの問題によって変わる可能性があるからです。

 

たとえば、(5)であれば工事未収金や受取手形、貸倒引当金(8)であれば完成工事高や完成工事補償引当金の金額が変わる可能性があるうちは仕訳をしないということです。

 

そして、全ての仕訳が終わってはじめて税金と当期純利益の計算ができます。

 

ではまず(6)の退職給付引当金ですが、相手方勘定科目は

本社事務員 → 「販売費及び一般管理費

現場作業員 → 「未成工事支出金」

となります。

仕訳 本社事務員

(借方)販売費及び一般管理費 24,000 (貸方)退職給付引当金 24,000

 

現場作業員については「月次原価計算で月額¥4,500を未成工事支出金に予定計上」とありますので、毎月

(借方)未成工事支出金 4,500 (貸方)退職給付引当金 4,500

と言う仕訳=退職給付引当金の計上をしていたわけです。決算時では12か月分ですから

¥4,500 × 12ヶ月 = ¥54,000 計上されています。

「現状でなされている仕訳」は

(借方)未成工事支出金 54,000 (貸方)退職給付引当金 54,000

計上すべき現場作業員の退職給付引当金は年額で¥52,000とされています。

「本来やるべき仕訳」は

(借方)未成工事支出金 52,000 (貸方)退職給付引当金 52,000

という仕訳です。

 

本来の仕訳より¥2,000多く計上されていますので、退職給付引当金を¥2,000減らします。

 

仕訳 現場作業員

(借方)退職給付引当金 2,000 (貸方)未成工事支出金 2,000

 

(7)の「現場作業員の賃金の未払分」は勘定科目の「工事未払金」に計上されていますので次のような仕訳になります。

仕訳

(借方)未成工事支出金 5,000 (貸方)工事未払金 5,000

 

次に(9)を考えます。

問題文より、販管費の中に「当期の12月1日に支払った向こう3年間の保険料が含まれている」とあります。考えることは3つです。

1 1ヶ月あたりの保険料はいくらか?

2. 支払った保険料のうち当期以外の金額を販管費から除外すること。

3. 除くべき保険料は「1年以内に費用となるもの」=「前払費用」と「1年を超えて費用となるもの」=「長期前払費用」に分けて計上することです。順にやってみます。

 

1. 1ヶ月あたりの保険料 36,000 ÷ (12×3)=1,000(1ヶ月あたり)

2. 12/1支払なので12、1、2、3月の4か月分が当期の保険料 = 4,000は当期の(保険料という勘定科目がないので)販管費となります。したがって

36,000 - 1,000×4 = 32,000(当期以外の保険料)となります。

3. 1年以内に費用となるのは12か月分なので 1,000×12=12,000で、1年を超えて費用になるのは 32,000ー12,000=20,000です。

 

以上より、必要な仕訳(当期分の4,000は仕訳不用)は次のようになります。

仕訳

(借方)前払費用 12,000 (貸方)販売費及び一般管理費 12,000

(借方)長期前払費用 20,000 (貸方)販売費及び一般管理費 20,000

なお、前払費用・長期前払費用はともに資産項目なので貸借対照表の勘定科目です。

 

(5)の貸倒引当金の計上ですが、差額補充法という指示がありますので、現在の残高に対して加えるか差引かで仕訳をします。

当期の貸倒引当金額は、売上債権の受取手形と完成工事未収入金の合計に2%を掛けて求めます。(874,000+1,286,000)×0.02=43,200が当期の貸倒引当金額となります。

43,200ー39,200=4,000なので、仕訳は次のようになります。

仕訳

(借方)貸倒引当金繰入額 4,000 (貸方)貸倒引当金 4,000

 

(8)の完成工事高に対する完成工事補償引当金の計上ですが、これも差額補充法という指示がありますので、現在の残高に対して加えるか差引かで仕訳をします。

完成工事高 3,150,000×0.002=6,300なので、当期の完成工事補償引当金の金額は6,300となります。

現在の完成工事補償引当金の金額は 7,600-4,200=3,400です。

6,300ー3,400=2,900 を完成工事補償引当金に計上します。相手方勘定科目は未成工事支出金です。 

仕訳

(借方)未成工事支出金 2,900 (貸方)未成工事支出金 2,900

 

(10)に関しては、未成工事支出金の繰越額から逆算します。

今までの仕訳から未成工事支出金は

783,000 + (2,000 + 5,000 + 2,900)ー2,000 = (借方)790,900 です。

(借方)789,300が繰越金額なので、790,900-789,300=1,600多くなっています。

未成工事支出金を減らすと言うことは、修正仕訳以外では「工事が完成した場合」になるので、相手方の勘定科目は「完成工事原価」になります。

仕訳

(借方)完成工事原価 12,000 (貸方)未成工事支出金 12,000

 

やっと最後にたどり着きました。整理記入をしたら損益計算書貸借対照表に繰越金額を記入していきます。

「未払法人税等」と「法人税、住民税及び事業税」以外を記入したら当期純利益を求めます。

当期純利益があれば損益計算書の仮の合計は借方が少なくなりますし、貸借対照表は貸方が少なくなります。

この金額が税引き前の利益です。

損益計算書合計すると(借方)2,873,200で(貸方)3,207,200です。

税引前当期利益は3,207,200-2,873,200=334,000となります。

したがって法人税、住民税及び事業税は334,000×0.4=133,600となります。

 

損益計算書の「法人税、住民税及び事業税」のところに133,600を記入し、合計を計算し記入します。ここで借方と貸方の差額が 334,000-133,600=200,400であれば精算表はほぼ完成です。勘定科目の欄に当期「純利益」と書いて、200,400を総益計算書の「当期純利益」の欄に記入して合計します。

 

最後に貸借対照表ですが、「未払法人税等」の欄が未記入です。

未払法人税等は整理記入に先ほど計算した「法人税、住民税及び事業税」を記入し、

「未払法人税等」の欄は 133,600-87,000(中間納付額)=46,600となります。

整理記入の合計が一致していれば大丈夫です。一致していなければどこかが間違っています。

 

貸借対照表の「未払法人税等」の欄に記入して合計します。貸借対照表の貸方の合計が損益計算書で求めた当期純利益の額と一致すれば完成です。

まとめ

以上、やっとすべて終わりました。

各記事のリンクと完成した精算表を置いておきますので、参考にしてください。

リンク

第1問 仕訳問題 

第2問 理論問題(穴埋め)・第3問 理論問題(正誤)

第4問 部門費振替表

第5問 精算表 前半

第5問 精算表 後半(この記事です)

 

完成した精算表

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最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

第25回建設業経理士検定試験 2級をやりました-その4

こんにちはsk(エスケー)です。

3月10日に実施された第25回建設業経理士検定試験の2級の問題、今回は第5問精算表をやります。

建設業経理士の試験で精算表ほど気を使う問題はないです。仕訳をして、解答用紙に記入するときに記入する位置を確認しなくてはいけないのです。私は問題用紙の使用しない部分を折りたたんで位置の確認をしました。

 

仕訳があっているのに、書き込む位置を間違えて不正解って悔しいので、記入するときと見直しのとき、確認してました。

 

 第5問

 

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では、問題文の<決算整理事項等>にしたがって仕訳をしていきますが、いきなり解答用紙に書くことはしません。まず、問題用紙などに書いておいて全部の事項を確認してから、見直しをしながら記入していました。

 

(1)有価証券が 一時所有株式・長期保有株式・子会社株式に分かれています。

   一時所有株式  (勘定科目)有価証券(そのままです)

   長期保有株式 ⇒ (勘定科目)投資有価証券

   子会社株式  ⇒ (勘定科目)子会社株式

となります。解答用紙にも3つの勘定科目があります。したがって、長期保有株式と子会社株式を解答用紙の勘定科目へ移動させます。

 

仕訳

(借方)投資有価証券 15,000 (貸方) 有価証券 15,000

(借方)子会社株式  32,000 (貸方) 有価証券 32,000

となります。

 

(2)仮払金を判明した内容にしたがって振り分けます。

一つ目の「過年度の完成工事」についてなので、相手勘定科目は「完成工事保償引当金」です。

 

二つ目は法人税等の中間納付です。仮払金に計上されていると言うことは、

(借方)仮払金  87,000 (貸方) 現金または当座預金 87,000

として仕訳されている訳ですね。中間納付でも納付書が発行されますので納付時に税金であることはわかるわけですから、通常は

(借方)仮払法人税等  87,000 (貸方) 現金または当座預金 87,000

という仕訳です。実務で仮払金で仕訳することはないでしょうね。

 

で二つ目の仕訳ですが、仮の仕訳として

(借方)未払法人税等  87,000 (貸方) 仮払金 87,000

としておき、精算表には記入しません。

 

何故 「仮」 なのかというと、法人税を計算したときに差引しなければならないからです。問題文の(11)で計上してはじめて 「法人税、住民税及び事業税」が確定します。それから 「未払法人税等」を計算して確定します。それまで 「未払法人税等」は 「仮」なのです。

 

(3)の減価償却ですが、まず機械装置(工事現場用)についてです。

発生額が¥86,000ですが、月額¥7,000を 未成工事支出金に計上していると書いてあります。ということは、¥7,000×12ヶ月=¥84,000は未成工事支出金として、すでに上してあるのです。この機械装置は工事現場用ですので、発生額の¥86,000は 「未成工事支出金」 に計上しますが、すでに¥84,000は計上されているので不足分の¥86,000 - ¥84,000 = ¥2,000を 「未成工事支出金」 に計上します。

仕訳

(借方)未成工事支出金 2,000 (貸方) 機械装置減価償却累計額 2,000

 

つぎに備品(本社用)の減価償却です。本社用の備品ですから「販売費及び一般管理費」に計上します。計上する金額は、問題文より

(50,000ー32,000)×0.400 = 7,200 です。

仕訳

(借方)販売費及び一般管理費 2,000 (貸方) 備品減価償却累計額 2,000

 

(4)の仮受金についてです。「過年度において貸倒損失として処理した」とありますので、会計的には今年度の工事関係の処理ではない(前の年度までに処理=償却済)ことになります。なので、完成工事未収金という言葉が問題文にありますが、今年度の完成工事未収金には含まれていない金額です。処理=償却済ということは前年度までに

(借方)貸倒引当金  52,000 (貸方) 完成工事未収金 52,000

としてあるのです。

 

現金で回収=取立ですから、精算表の勘定科目に「償却債権取立益」という科目がありますから

仕訳

(借方)仮受金  52,000 (貸方) 償却債権取立益 52,000

となります。

まとめ

説明が長くなりましたので、(5)からは次回とします。

最後までの記事のリンクと完成した精算表です。参考にしてください。

リンク

第1問 仕訳問題

第2問 理論問題(穴埋め)・第3問 理論問題(正誤)

第4問 部門費振替表

第5問 精算表 前半(この記事です)

第5問 精算表 後半

精算表

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最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

第25回建設業経理士検定試験 2級をやりました-その3

こんにちはsk(エスケー)です。

今回も3月10日に実施された第25回建設業経理士検定試験の2級の問題、今回は第4問を解き方を含めて書いてみようと思います。

 第4問

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部門振替表の作成です。部門費の配賦方法は、直接配賦法・相互配賦法・階梯式配賦法がありますが、問題文より「階梯式配賦法」で配賦すると言うことになります。

 

階梯式配賦法は、階梯式 = 階段式に配賦ですから部門の優先順位をつけ、優先順位の高いほう(第1順位)から配賦しなければなりません。

 

問題文より、運搬部門が第1順位と言う指示がありますので、運搬部門の配賦から行いますが、その前に振替表の見出しと部門費の合計を記入しておきます。

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次に運搬部門費の配賦を行います。

運搬部門費の合計を問題文(2)のサービス提供度合で配賦します。

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次に、残った材料管理部門の部門費の配賦をしますが、ここで注意することが2つあります。

 

一つめは運搬部門費の合計額が変わっていること。運搬部門費は配賦されましたので

配賦する材料管理部門費 = 本来の部門費 + 配賦された部門費

となります。

問題では、 99,000 + 18,600 = 117,600 なります。

二つめは、配賦する部門に運搬部門を加えないということです。

簡単に言うと、配賦し終わった部門は無視して残りの部門で配賦する、と言うことです。

 

配賦する部門は、第1~第3の3つの工事部門です。3つの工事部門へのサービス提供度合の合計は 98 なので、配賦割合の分母は 98 になります。

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全部記入したら、合計します。

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まとめ

部門振替表は順序良く計算していけば何とか正解にたどり着くことができます。今回の問題であれば、配布する順番・第2順位の配賦の部門合計金額・配賦する割合の分母ができればあとは、計算ミスに注意することですね。

最後までの記事のリンクです。

リンク

第1問 仕訳問題

第2問 理論問題(穴埋め)・第3問 理論問題(正誤

第4問 部門費振替表(この記事です)

第5問 精算表 前半

第5問 精算表 後半

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

第25回建設業経理士検定試験 2級をやりました-その2

こんにちはsk(エスケー)です。

今回も3月10日に実施された第25回建設業経理士検定試験の2級の問題、第2問から順に私なりの解き方を含めて書いてみようと思います。

 第2問

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まず、A社の資産評価額 = 7,250,000 - 2,750,000 = 4,500,000です。

買収価格との差 (のれん) = 5,000,000 - 4,500,000 = 500,000となります。会計基準のれんの償却期間は20年以内で合理的な償却方法となっているので、

定額法で500,000 ÷ 20 = 25,000(1年の償却額)となります。

 

A. 1年分の償却額は ¥25,000 である。

 

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まず、材料の帳簿価格を求めます。棚卸数量 × 帳簿単価なので、

帳簿上 650 kg  - 不足分 40 kg  = 棚卸数量 610 kg

仕訳をすると

(借方)棚卸減耗損 52,000 (貸方)材料 52,000

 

650 × @1,300 - 40 × @1,300 = 845,000 - 52,000 =793,000

が棚卸し後の帳簿上の金額です。

次に、材料(在庫)の評価は実際の数量、その時点で評価される単価で行います。

すなわち、実際の数量 × その時点の評価単価 で求められるので、

単価 @1,300 → @1,200で、610 × @100 = 61,000 が評価損の金額です。

 

仕訳をすると

(借方)材料評価損 61,000 (貸方)材料 61,000

 

A. 材料の評価損は ¥61,000 である。

 

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 問題文から銀行の当座預金残高とのプラスマイナスを分けていきます。

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当社の当座預金勘定と銀行の当座預金勘定の差は、

銀行の残高の多いもの(当社の残高が少ないもの)から銀行の残高の少ないもの(当社の残高が多いもの)を引いた金額になるので

(283,000 + 158,000) - (96,000 + 13,000) = 332,000

 

A. 銀行の当座預金の残高は ¥332,000 多い。

 

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当期の利息の収入額は

前期の未収利息 + 当期発生した受取利息 - 当期受取っていない利息 です。

よって、 82,000 + 385,000 - 95,300 = 371,700

 

A. 当期の利息の収入額は ¥371,700 です。

 

第3問 問1

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1.は 借入金の利息(支払利息)が工事原価に含まれるかどうかと言うことです。

工事用機械は工事を進めるに当たって必要なものなので、購入金額は工事原価となります。会計的に言うと「経営目的に関する支出」です。

 

これに対して、購入費の支払利息は、財務的な理由によって発生したものです。

利息は工事用機械を現金で購入すれば必要が無い費用です。つまり工事を進める(「経営目的」 )ために絶対必要な経費ではないわけです。購入費を借りるか借りないかは機械の必要性とは関係ないですよね。

 

と言うことで、1 は Cの非原価です。

 

次に、2.の受注できなかった工事の設計費用、工事を受注するかしないかわからない段階での費用です。工事を受注していないので直接原価でない事は明らかです。

 

しかし、工事を受注するには必ず必要な費用です。つまり、「経営目的に関する支出」ですね。このような経費は販管費(間接経費)として計上します。

販管費は期間で集計する経費ですから

 

2. は Bのピリオド・コスト(期間原価)です。

最後に 3.の「工事現場監督者の人件費」です。これは、直接現場に携わった人に関する費用です。

 

3. は Aの工事原価です。

 

第3問 問2

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資料から当月の発生工事原価と当月の完成工事原価を求めるわけですが、まず当月に発生した工事原価を求めます。材料は「購入時材料費処理法」によるとありますので、材料を購入した段階で工事原価の材料費(資産としての材料ではない。資産として計上するのは 「購入時資産処理法」です)として計上します。相手勘定は通常「未成工事支出金」となります。

 

計算方法は、当月支払高 - 月初未払金額(前月分です) + 月末未払金額 です。

つまり、今月の支払金額から 前月分で払ってない分 を除いて 今月払ってない分を加えるということです。

 

材料費 766,000 - 236,000 + 218,000 = 748,000

労務 865,000 - 89,000 + 96,000 = 872,000

外注費 2,385,000 - 289,000 + 247,000 = 2,343,000

 

経費のうち人件費は 従業員給料手当と法定福利費なので

人件費 (114,000 + 3,800) - (16,000 + 600) + (15,000 + 500) = 116,700

 

最後に、人件費以外の経費です。

注意しなければいけないのは、(3)に前払費用があることです。前払費用と言うことは、「支払は済ませてけれど、当期の費用ではない」ものです。

ですから、保険料の 月初 8,000円 月末 12,500円 と言うことは今月支払った保険料のうち 4,500円(12,500 - 8,000)は今月の経費ではないと言うことです。

同じように地代家賃も 1,000円(18,000 - 17,000)は今月の経費ではありません。

 

人件費以外の経費の当月支払高は 

204,800(= 68,000 + 49,000 + 6,000 + 6 200 + 22,600 + 53,000) です。

204,800から5,500(4,500 + 1,000 前払費用で当月の経費でない分)と7,500(月初の動力用水光熱費)を引いて、8,000(月末の動力用水光熱費)を加えます。

経費の合計は 199,800 + 116,700 = 316,500 となります。

 

次に当月の完成工事高を求めます。

完成工事高は未成工事支出金を使って求めます。

工事原価は 工事進行中はすべて未成工事支出金として計上します。工事が完成した段階(完成基準でも進行基準でも)で未成工事支出金から工事原価勘定へ振り替えます。

 

と言うことは、未成工事支出金の月初残高(前月までの未成工事)と当月発生の工事原価(当月の未成工事)の合計から月末残高(当月完成しなかった工事の支出金)を引いてやればいいわけです。

 

材料費 252,000 + 748,000 - 235,000 = 765,000

労務 165,000 + 872,000 - 142,000 = 895,000

外注費 538,000 + 2,343,,000 - 582,000 = 2,299,000

径 費 158,000 + 316,500 - 162,000 = 312,500

うち人件費 18,000 + 116,700 - 15,000 = 119,700

 

 

    f:id:skoffice:20190325095928p:plain

 

まとめ

今回の問題のうちで、のれんの償却期間は忘れてました。また、前払費用の計算など間違いやすいところですね。

 

問題文をしっかり読む、間違いやすいところは線を引く(またはマーカーを引く)が大切になります。「迷ったら問題文に戻る = 読み返す」ですね。

 

長くなりましたので、今回はここまでとします。

最後までの記事のリンクです。

リンク

第1問 仕訳問題

第2問 理論問題(穴埋め)・第3問 理論問題(正誤)(この記事です)

第4問 部門費振替表

第5問 精算表 前半

第5問 精算表 後半

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

第25回建設業経理士検定試験 2級をやりました-その1

こんにちはsk(エスケー)です。いろいろありまして、更新が滞ってしまいました。

3月中旬にひとつ区切りがつきましたので、がんばって記事をアップしようと思います。

今回は3月10日に実施された第25回建設業経理士検定試験の2級の問題をやってみましたので、私なりの解き方を含めて書いてみようと思います。

 第一問 仕訳問題

(1)自家用の材料倉庫を自社の施工部門が建設中で、発生した原価¥5,800,000は受注した工事と同様の会計処理を行っていたが、決算にあたり正しく処理をする。

 

まず、自社の建物を建てることと受注した工事の施工は区別して計上しなくてはいけません。自社の建物の建設は通常の営利活動ではありません。本来なら、原価を計上する段階で分けておくべきものですが、なぜか分けられず一緒に計上されている状態です。

通常の工事の対する原価(支出)は、工事が完成するまでは未成工事支出金に計上しますので、今行われてる仕訳は

(借方)未成工事支出金 5,800,000 (貸方)各種支出 5,800,000

です。

 

自社倉庫の建設原価は完成後、事業の用に供する(つまり、完成したら受注工事のために使用する)段階で有形固定資産に計上されるのですが、完成していない段階ではいまだ固定資産ではありません(完成するかどうかわからない)。そんな時使用する勘定科目が 「建設仮勘定」です。答えは次のおとりです。

 

(借方)H 建設仮勘定 5,800,000 (貸方)D 未成工事支出金 5,800,000

 

(2)支払期日の到来していない工事未払金¥2,350,000について、小切手を振り出して支払、¥7,600の割引を受けた。

これは問題文のまま仕訳すればO.K.ですね。

 

(借方)K 工事未払金 2,350,000 (貸方)B 当座預金 2,342,400

                 (貸方)U 仕入割引   7,600

 

(3)現場作業員の当月の賃金は¥935,000であった。源泉所得税¥39,000、社会保険料の作業員負担分¥19,000を控除して現金で支払った。

 

作業員の賃金なので工事原価になります。工事原価を計上する際の勘定科目は 未成工事支出金です。なお、本社の事務員の給与であれば販管費に計上です。区別できるように理解しましょう。源泉所得税社会保険料の作業員(社員)負担分は会社に入るお金ではなく、賃金・給与から預かっておいて会社がまとめて納付する仕組みでしたよね。で、仕訳は

(借方)D 未成工事支出金 935,000 (貸方)W 預り金  58,000

                   (貸方)A 現 金  877,000

です。

 

(4)前期に着工したY工事については、信頼性を持った総工事原価の見積もりができていなかったため、工事進行基準を適用していなかったが、当期に実行予算が作成され、当期より工事進行基準を適用することとした、Y工事の工期は3年、請負金額¥75,000,000、総工事原価見積額¥67,500,000、前期の工事原価発生額¥10,500,000、当期の工事原価発生額¥43,500,000であった。当期の完成工事高および完成工事原価に関する仕訳をしなさい。

 

まず、前期では工事進行基準でなかった訳です。ということは、工事完成基準で計上してあると言うことです。つまり、いまなされている仕訳は

(借方)未成工事支出金 10,500,000 (貸方)各種支出 10,500,000

です。これを頭の片隅(問題用紙の余白)においておいてください。

 

次に、請負金額と総工事原価見積額から 67,500,000 ÷ 75,000,000 = 0.9

となるので、計上する工事原価は完成工事高の90%であることがわかります。問題文からは工事原価の合計しかわからないので工事原価の合計 ÷ 0.9 で完成工事高を求めます。

当期の完成工事高は前期との合算となりますので

(前期分 10,500,000 + 当期分 43,500,000)÷ 0.9 = 60,000,000 

が完成工事高となります。

 

当期完成工事高 60,000,000 、当期完成工事原価 54,000,000なので、仕訳は

 

(借方)C 完成工事未収入金 60,000,000 (貸方)Y 完成工事高  60,000,000

(借方)N 完成工事原価  54,000,000 (貸方)D 未成工事支出金 54,000,000

となります。

 

(5)運転資金調達のため、手持ちの約束手形¥400,000を銀行で割り引き、割引料¥2,800を差し引いた金額を当座預金に入金した。なお、遡及義務に関しては評価勘定を用いる方法による。

 

問題文に「遡及義務に関しては評価勘定を用いる」とあります。遡及義務とは、受け取った手形を裏書譲渡した場合、その手形が不渡りになった発生する偶発債務です。

記帳方法は2つ、「手形裏書義務見返」「手形裏書義務」という対照勘定を用いる対照勘定法と、「割引手形」や「裏書手形」という勘定を用いる評価勘定法です。

 

この仕訳は評価勘定を用いるとありますので割引手形勘定を使用します。

また、割引料は手形売却損となります。

(借方)B 当座預金  397,200 (貸方)L 割引手形  400,000

(借方)M 手形売却損  2,800

 

割り引いた手形や裏書譲渡した手形が決済されたときに「受取手形」勘定から手形の金額を減らします。

つまり、決済完了時の仕訳

(借方)L 割引手形  400,000 (貸方)E 受取手形  400,000

が必要です。

 

対照勘定の場合は、割引時の仕訳は

(借方)B 当座預金  397,200 (貸方)E 受取手形  400,000

(借方)M 手形売却損  2,800

(借方)R 手形割引義務見返 400,000(貸方)G 手形割引義務 400,000

となり、決済完了時に手形割引義務を消しこむ仕訳をします。

つまり、決済完了時の仕訳

(借方)G 手形割引義務 400,000 (貸方)R 手形割引義務見返 400,000

が必要です。

 

まとめ

今回の問題はいろんな評価ができそうですが、しっかり学習しておけば正解にたどり着ける問題だと感じました。

 

自分が受けていたら第2問の問題文で少しあせったと思います。

 

長くなりましたので、今回はここまでとします。

最後までの記事のリンクです。

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第1問 仕訳問題(この記事です)

第2問 理論問題(穴埋め)・第3問 理論問題(正誤)

第4問 部門費振替表

第5問 精算表 前半

第5問 精算表 後半

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

完成工事原価報告書の作成

こんにちはsk(エスケー)です。

12月になりましたが、あまり寒くないので(助かってます)ショッピングモールのクリスマスの飾りや音楽にやや違和感を感じています。まあ、欲しいものを買うもしくは買ってもらう理由にはなりますので、充分活用したいと思っています。

 

さて、今回は完成工事原価報告書の作成方法について書いてみたいと思います。

完成工事原価報告書は建設業許可の届け等で必要なものでもありますので、実務で作成しなければならない方にもお役に立てばと思います。

 3つの書類

完成工事原価報告書は「報告書」ですから最終的な数値が記載されています。ということは、その数値を求める計算表や科目明細が必要となります。その書類とは、原価計算表と未成工事支出金勘定明細そして工事原価明細表です。

 

工事原価計算表は個別の工事台帳にある各工事原価を工事ごとに集計た表です。未成工事支出金勘定は工事原価計算表の期間の集計となります。そして、工事原価明細表は当月の発生工事原価と当月の完成工事原価を示した表です。様式に違いがあるとは思いますが、内容としてはこのようなものです。

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3つの書類

こんなの見たことないという経理担当者はいませんよね。

原価計算表から未成工事支出金勘定へ

まず、原価計算表から未成工事支出金勘定へ転記します。

①各経費の数値は計算表の各費用項目の残高の転記

②完成工事原価は集計期間内に完成した工事のすべての費用の合計を記入

 

未成工事支出金勘定への転記の注意点は、記入する項目を間違えないようにすることだけです。

未成工事支出金勘定から工事原価明細表、完成工事原価報告書の作成へ

工事原価明細表を作成します。これも基本的には転記で完了です。ただ、経費項目がひとつしかないので、直接経費と工事間接費(間接経費)は合計しなければなりません。

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で、工事原価明細表の当月完成工事原価の部分が完成工事原価報告書なります。

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みたことあるでしょうか?決算書の後のほうにあると思いますので見たことない人は実物を見てください。これを手順よく作成するには日々の記帳が大切です。試験対策だけでなく、実務に関連して覚えておくと忘れないですよ。

 

完成工事原価報告書を作成するときに注意すること。

① 対象期間内に完成した工事の原価について集計すること。

② 工事原価は発生時期に関係なくすべて費用別に集計すること。

 

つまり、完成工事基準で完成したときはその完成した工事の原価を全部費用別に集計した表が完成工事原価報告書です。

まとめ

完成工事原価報告書に関係することですが、試験ではここに工事間接費の予定配賦が絡んでくることが多いです。

工事間接費はここに書いてありますので参考にしてください。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

歯医者さんで ほめられた話

こんにちわ sk(エスケー)です。

 

突然ですが、先日歯医者さんで生まれて初めてほめられたので、備忘録として書いておきます。

資格試験の記事ではありませんので、ご了承ください。

 

ここ3年ほど、定期的に歯のクリーニング(だと思うのですが)してもらっている歯医者さんへ行ってきました。大体2ヶ月ごとに通っていたのですが、入院したりしていて今回は約4ヶ月ぶりのクリーニングになります。

 

いつものようにクリーニングしてくれる歯科衛生士さんに呼ばれて診察室に入ります。歯科医の先生の簡単な診察を受けてから、歯茎の状態のチェックをしてもらいます。

 

毎回のことなんですが、いつもここで叱られます。

衛生士さん「歯茎の状態が良くなりませんね。正しいブラッシングをしていますか?」

私    「教えてもらったようにしてますけど...」

衛生士さん「歯茎からの出血がひどいです。歯周病が進行していますよ。」

私    「ああそうですか...」

衛生士さん「...」

 

まあ大体こんな会話が過去2年ばかり毎回繰り返されていました。

 

で、今回いろいろあって通常2ヶ月ごとのクリーニングがプラス2ヶ月ほどの期間が空いてしまいました。いつもより痛みが少ないなーと思いながらも、やっと終了。

そこでの会話です。

 

衛生士さん「いつもより長い間クリーニングしてないのに状態がいいです。」

私    「は???」

衛生士さん「出血はありますが、ジワ~と出てくる出血ではないし、それと...」

私    「ん?」

衛生士さん「歯茎がしっかりしてきているので、状態は改善してます。」

私    (無言)

衛生士さん「何があったんですか?」

私    「何もしてませんが、4月からタバコを吸っていないことですかね。」

衛生士さん「タバコやめたんですか?」

私    「いや、吸ってないだけですけど...」

衛生士さん「タバコやめるなんて凄いじゃないですか。とっても凄いことですよ。

 

子供のころから歯医者さんにはいい思い出がありません。歯医者さんではいつも叱られてばかりでした。あるのは痛い記憶だけ。

 

以前、別の歯医者さんで歯周病に関して聞いたとき、「喫煙が歯周病を進行させる」とかなりキツく指導され、禁煙するように言われました。その時の私の対応は、「その歯医者へ行くことを止める」でしたけど。嫌なことを言われてまで痛い思いをする歯医者へ行くことはないと思っていました(今でもそう思っています)。

 

今タバコを吸っていないのは歯周病が原因じゃないんですけどね。理由はこちらです。

 

何はともあれ、口臭で周りの人に迷惑を掛けることも少なくなりそうだし、寿命も延びるみたいだし、悪いことはなさそうですね。でも、周りの人に禁煙は勧めません。

 

何故なら、「禁煙は人に言われてできるものではない」と考えるからです。

 

タバコを吸うこと自体は(喫煙場所の問題はあるにしても)成人であれば大丈夫なわけで、何を言われようが吸いたい人は吸ってしまうのです。人から否定されると余計に吸ってしまうのです(以前の私です)。

 

タバコを吸っていて(謙煙家の方にはまったくわからないと思いますが)いいこともあるし、悪いこともあります。タバコを吸わなくて残念なことがあるかと聞かれると、どうなんだろ、珈琲を飲んでゆっくりできなくなったこと、でしょうか。

 

とはいっても、多分私が再びタバコを吸うことはないと思います。だって、吸える場所を探すのがとっても面倒なんだから。

 

11月11日の行政書士試験に関しては、また書きたいと思います。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

FP1級 学科試験が5月に受験できるようになりました。

こんにちわ sk(エスケー)です。

ブログの更新がしばらく空いてしまいました。10月は何故か記事を書こうと準備すると予定が入ったりして、タイミングが悪かったですね。気を取り直して、11月からは記事をアップしたいと思います。

 

さて、行政書士の試験が迫っているにもかかわらずネットでFP1級の学科試験の情報を見ていました。行政書士の試験が終わって、1月にFP1級の学科を受験するかどうか迷っていたのです。体調も完全ではないので、なかなか集中してテキストを読めないことも多いのですが、FPは1級に合格したい気持ちが強いのです。

 

で、いままでFP1級の学科試験は9月と1月だけで、5月には試験がなかったのです。金財の2019年の試験日程をなんとなくみていたら、5月にも1級の学科試験があるではありませんか。

 2019年1月の試験を躊躇していたわけ

これまでの9月と1月の試験の場合、1月の試験に失敗すると次の受験機会は法令基準日が異なる9月試験になってしまうのです。となると、9月試験用にテキストや問題集を買わなければならない(かもしれない)のです。

 

テキストや問題集を買いなおすと多分1万円オーバーになり、苦手な分野で法令改正などがあるとその分野のテキストを買ったりするので、テキスト代だけで2万円オーバープラス受験料が8,900円などなど、総額3万円を2回も支出したくないのです。かといって、基準日が違うテキスト&問題集を使い廻すのも不安が残る。

 

と悩んでいたら、金財さんが5月にFP1級の学科試験をしてくれる。5月の試験だと1月試験と法令基準日が同じなのでテキスト&問題集を再度揃える必要がありません。少なくとも、2万円の支出は免れます。

気持ちに余裕が生まれます

次の試験が9月で、法令基準日も異なる場合先ほど書いたテキスト&問題集の件やほかの資格試験の兼ね合いでどうしても1月の試験で合格しなければいけない気持ちになってしまいます(私の場合です)。これが5月に試験があると、資格試験の多くは8月以降になるので、1月の試験の受験のときに切羽詰った感じが和らぐと思いませんか?

 

となると、必然的に気持ちが楽になります。気持ちに余裕があると、直前の追い込みのときに差が出てくるのです(私の場合です)。

 

FP1級 学科の受験は?

というわけで、1月または5月の試験に合格するにはどうしたらいいのか?です。最終的には(申込期間に余裕があるので)行政書士の試験が終わってから決めますが、今の気持ちは1月の学科試験を受験するつもりです。

 

FP2級を今年の5月に受験していますから、その記憶があるうちに次のステップに向かうことは悪くないですし、AFPをどうするか悩んでいるくらいならFP1級を受験したほうが自分の目標に近づくのです。AFPは短期間で何とかなりそうなので、少し後に廻しても問題ないような気がします。

 

もう少し考えてみます。

 

行政書士 試験勉強 やってます。

こんにちわ sk(エスケー)です。

ブログの更新がしばらく空いてしまいました。が、行政書士 合格に向けて試験勉強はやっています。

 

残り2ヶ月に満たない時間をどのように有効に使うのか、学習方法を考えて、実践していました。憲法民法行政法で覚えるべきと言われていることがたくさんあります。いま私がやっている方法は、それらを如何に記憶するか、に焦点を当て自分が一番記憶できる(試験のとき思い出せる)と思える方法です(私にとってですが)。

 

この方法が正しいのかどうかはわかりませんが、今までの経験で一番よかったと思える方法をもとにやっていますので、今年の試験で私が合格したら、皆さんも真似をしてみてください(笑)。

 A4 一枚にまとめる

いわゆる単元ごとにA4の用紙 1枚にまとめます。たとえば、憲法の国会に関してはこんな感じになります。

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憲法の国会に関する規定をもとに、国会の構成・国会の権限・議員に関すること(特権など)・衆議院参議院の関係などをまとめていきます。マインドマップと比べると、とても地味な感じですが、1回目はこんなもんです。2回目になると、ここにカラーマーカーで色をつけていきますのでもう少しカラフルになります。

 

次に、1枚にまとまらない量の場合はどうするか。1枚にまとまらない量の場合は、階層ごとにまとめてきます。

例えば憲法の人権のうち精神的自由であれば、次のようにまとめます。

人権総則→幸福追求権、法の下の平等→精神的自由→表現の自由などと言う具合に分けてA4の用紙1枚にまとめます。

 

そして同じように、社会権や請願権などもある程度分けてA4の用紙1枚にまとめていき、最後に全体の見取り図を加えます。

 

憲法では、天皇、人権、統治機構(国会・内閣・裁判所など)に分けていきます。

行政法では一般原則、行政手続き、行政救済(不服審査、行政訴訟、国家賠償、損失補償)、地方自治に分けます。

民法は、量が大変多いので、時間との戦いになります。過去問をやって苦手な部分からやっていこうかと思っています。

テキストへの書き込みなど

A4用紙へまとめていくときには、テキストなどを参考にしていきます。簡単に言うと、テキストを読み返すのです。

 

読み返していくとき、過去問にあった言葉や間違えた言葉に印をつけ(わたしはフリクションで赤丸で囲います)、気がついたことや一緒に記憶したほうがいいことは書き込んでいきます。

 

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10月になって読み返すときは、付箋で記入したり、先に作成したA4まとめと関連付けるようにしていきます。最終的には試験前日にもう一度読む(眺める?)ことができるようにしていきます。

まとめ

A4用紙にまとめるのは、文字ではなくイメージで記憶したいからです。

 

すなわち、イメージで全体を記憶して、テキストや過去問で文字を確認するような感じです。

 

これがうまくいくかどうかは自分しだいなので、あと少しの時間ですが、やっていきたいと思っています。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。