第25回建設業経理士検定試験 2級をやりました-その3
こんにちはsk(エスケー)です。
今回も3月10日に実施された第25回建設業経理士検定試験の2級の問題、今回は第4問を解き方を含めて書いてみようと思います。
第4問
部門振替表の作成です。部門費の配賦方法は、直接配賦法・相互配賦法・階梯式配賦法がありますが、問題文より「階梯式配賦法」で配賦すると言うことになります。
階梯式配賦法は、階梯式 = 階段式に配賦ですから部門の優先順位をつけ、優先順位の高いほう(第1順位)から配賦しなければなりません。
問題文より、運搬部門が第1順位と言う指示がありますので、運搬部門の配賦から行いますが、その前に振替表の見出しと部門費の合計を記入しておきます。
次に運搬部門費の配賦を行います。
運搬部門費の合計を問題文(2)のサービス提供度合で配賦します。
次に、残った材料管理部門の部門費の配賦をしますが、ここで注意することが2つあります。
一つめは運搬部門費の合計額が変わっていること。運搬部門費は配賦されましたので
配賦する材料管理部門費 = 本来の部門費 + 配賦された部門費
となります。
問題では、 99,000 + 18,600 = 117,600 なります。
二つめは、配賦する部門に運搬部門を加えないということです。
簡単に言うと、配賦し終わった部門は無視して残りの部門で配賦する、と言うことです。
配賦する部門は、第1~第3の3つの工事部門です。3つの工事部門へのサービス提供度合の合計は 98 なので、配賦割合の分母は 98 になります。
全部記入したら、合計します。
まとめ
部門振替表は順序良く計算していけば何とか正解にたどり着くことができます。今回の問題であれば、配布する順番・第2順位の配賦の部門合計金額・配賦する割合の分母ができればあとは、計算ミスに注意することですね。
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第4問 部門費振替表(この記事です)
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