FP・ギョーショ・建設業経理士 受験日誌

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ファイナンシャルプランナー・行政書士・建設業経理士の資格試験に関するブログです。

建設業経理士2級 ぼくが試験直前にやったこと

こんにちはsk(エスケー)です。

 

建設業経理士の試験まで残り少なくなってきました。この時期、今回受験される方は最後の追い込みに頑張っている時だと思いますが、夏バテが出やすい時期でもありますので、万全の体調で試験にのぞむことができるよう、睡眠を十分とって、体調管理を十分にしてください。

 

ここまで頑張ってきた皆さんであれば合格できると思いますが、すこしでも皆さんの参考になればと思い、私が受験したときの直前にやっていた3つのことを書いてみようと思います。

 

1.  スキマ時間の活用

建設業経理士の試験で一番大切な能力は、「仕訳」をする能力です。

 

意識的に行うかどうかは別として、建設業経理士の試験問題のほとんどは「仕訳」を前提としています。経理処理をおこなう実際の業務では仕訳がわからなければ仕事にならないですよね。

 

というわけで、過去問や予想問題の第一問の仕訳問題を繰返し解きました。これは机に向かってやると言うより、スキマ時間に問題を読んだり、スマホでチェックしたりして勘定科目の確認をするイメージで、問題文を読んだら勘定科目がすぐに思い浮かぶようになれば完璧です。残念ながら私はそこまでには至りませんでしたが、少なくとも資産、負債、資本や収益、費用の区別はできるようになり、なんとか合格できました。

 

そしてぜひお勧めしたいのが、以前にも書きましたが「建設業経理士2級 出題パターンと解き方(ネットスクール)」の「合格ポイント集」を繰返し見ることです。私はA4にプリントしたままで使っていましたが、多分単語帳のようにすることもできると思いますので、よりコンパクトになると思います。

 

2. あやふやな知識をなくす

 スキマ時間に仕訳をしていると「あれ?」と思う問題に出くわすことがあります。自分のなかで確信が持てず「多分こういうことだった」という問題です。

 

そんな問題を見つけたら、印をつけておいて後から調べ「あやふやな知識」から「確実な知識」にしていきました。そのときのノートを見てみると結構いろんなことが書いてありましたが、その時自信が持てなかった仕訳はこれです。

 

工事進行基準 ⇒ 前期と当期の工事利益を分けること

有価証券 ⇒ 科目が3つあるので注意

投資有価証券は長期保有目的、有価証券は売買目的、関連会社株式は子会社の株式

建物仮勘定 ⇒ 自社の建物や倉庫の建設

仕入割引 ⇒ 収益

仕入割戻し ⇒ 値引き、なので買入価格が減 

消費税の仮払い = 借方(資産?にちかい)

消費税仮受け = 貸方(負債?にちかい)

商法上の最低資本金繰入額 ⇒ 授権株式数の1/4、払込金額の1/2

払込金額の残りの勘定科目は株式払込剰余金になる

 

最後の資本金に関しては、第2問で出題されたので問題を読みながら不思議な満足感を感じていたことを覚えています。

 

3. 過去問を繰返し解く

まとまって時間の取れるときは過去問を解いていました。試験の直前の土曜日には「合格するための過去問集」を、3回ぐらい見直していました。

 

学習の進み具合によって、合格圏外 ⇒ ボーダーライン ⇒ 合格圏内 と言う具合になっていくと思います。しっかり勉強してきた人であれば、きっと合格圏内に入っているはずなので、直前の過去問は知識の定着と言うより、「合格圏内いることの確認」です。

 

まだまだ合格圏内じゃないという方も、とりあえず過去問をやってみてください。そして間違えたところを見直してください。ここで間違いを見直す場合、「どのような仕訳をしたのか」と「正解の仕訳の理由」を必ず確認してください。

 

つまり、「何でそう思ったのか」=間違った知識と「このように仕訳すべき」=正しい知識の確認です。

 

私が仕訳を間違っていたときは、その科目(お金)が資産、負債、資本や収益、費用のどこに所属?のかはっきりわからない場合がほとんどでした。間違えた仕訳を何回か見直しているときに気がついたことがあります。

 

仕訳をする場合は二つの勘定科目が必要となりますが、二つともその所属?がわからないことはあまりなく、よくわからないときでもどちらかが「その科目が借方か貸方かぐらいはわかる」ことに気がつきました。

 

つまり、現金や預金が増えたのであれば現金や預金は借方になるので相手科目は貸方になります。とすればその科目の所属?は負債、資本、収益ですよね。そこまでわかればなんとか正解に近づいていけるのではないでしょうか。

 

4. まとめ

私が受験したときのことを記事にしてみましたが如何でしたでしょうか。

 

100点満点で合格(それはとっても素晴らしいことですが)しても、ぎりぎりの70点で合格(合格発表までドキドキしますが)しても、どちらも同じように建設業経理士です。合格証明書に点数は記入されません。

 

直前にできることはあまり多くはありません。だとすれば、何をすれば合格に近づくのかと言うことを基準に行うのが最善ですよね。私は、合格圏内にいると思われる方は知識の確認と弱点の補強、そうじゃない方は間違えた問題の間違えた理由をしっかり確認し覚えること、これが最善策だと思います。そして体調管理、これに尽きます。

 

このブログを読んでいただいている受験される皆様が合格できることを祈念しております。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。