建設業経理士2級 精算表の解き方
こんにちは sk(エスケー)です。
建設業経理士2級の試験を受けたとき、一番不安だったのが第5問の精算表でした。
なぜなら、実際の経理ではあまり精算表って作らないんですよね。入力して、月次の試算表でチェックして、をチャンとやっておけば決算時に試算表を作ることはないと思います。PC上の入力で貸借チェックまでやってくれるのでそのままで出来てしまいますからね。
こちらの記事にあるように、精算表ができるかどうかで合否が決まってくると言ってもいいと個人的には思っています。精算表は、全ての数値が関連してくるので1箇所間違うと、最悪の場合半分以上の答えが間違いとなってしまいます。と言うわけで今回は私の精算表への対応を書いてみます。
決算整理事項の仕訳
決算整理事項等で指示されていることを仕訳する。頭の中で仕訳して解答用紙に記入するのではなく、私は問題用紙に仕訳を書きました。
仕訳のできるものを書き出したら、解答用紙に転記します。このときいつも使っている勘定科目と違う勘定科目の場合がありますから、転記する前に自分の勘定科目が解答用紙にあるかどうか確認します。もし自分の仕訳した勘定科目がなければ解答用紙の勘定科目へ書き換えます。
例えば 前払保険料がなくて前払費用があれば保険料を費用に書き換えればいいのですが、勘定科目がない すなわち 仕訳が間違ってる場合もあるのです。ですから、勘定科目が一致しない場合はもう一度指示内容を確認したほうがいいです。
貸借の一致
整理記入欄に記入したら、仮になりますが整理記入欄の貸借を確認します。
つぎに損益計算書と貸借対照表へ数値を記入していきます。このとき、借方と貸方を逆に書いたり、記入する場所を間違いやすいので要注意です。私は問題用紙をあてて記入する行をわかりやすくして記入しました。
記入したら、完成工事高を確認し完成工事補償引当金を計上(相手科目は未成工事支出金)、そして未成工事支出金があっていればほぼ完成ですね。最後に税引き前当期純利益を求め、税金を計上します。このとき、中間納税があるので要注意です。
この手順で精算表を解いていましたが、良い点と悪い点を書いてみます。
良かったこと
必ず仕訳を書くようにしてから解答用紙に記入するようになって、記入ミスがほとんどなくなりました。
また、記入前に勘定科目を確認すれば、勘定科目を探す必要もなくなるので記入も早くなりました。
悪かったこと
問題用紙に余白が少ないとわからなくなりやすいことと、問題用紙が汚くなること。
そして、一度仕訳をするための時間がかかること。
私は時間がかかっても記入欄や勘定科目・貸借を間違えてやり直すなら仕訳をして勘定科目・貸借を確定しておいたほうが絶対有利だと確信しています。
解答用紙で何度も消したりしていると解答用紙が汚れますよね。解答用紙は採点してもらうのだからきれいにしておいたほうが絶対いいです。問題用紙は見せることはないので個人的には汚くてもO.K.です。
まとめ
建設業経理士2級の試験では第1問目と第5問目の二つで50%の配点だと思います。
だとすれば試験時間120分のうち60分使ってもいい配点ですよね。
私は精算表の過去問を解くときの時間の目安を30分以内と決めてやっていました。
なんとなく問題を解くより、目的を持って問題を解いたほうが実際の試験のときあせることが少なくなります。
なぜなら、この問題は30分で解ける、という自信がつきますからね。
2018/6/27 追記 こちらに手順を書いてみました。読んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。